犬は笑わない?いや、笑ってるけどなぁ。
Y's FactoryのYOSHIです。
今回は「犬は笑わない。」というのをテレビで見たので、少し考察してみたいと思います。
笑えるのは、人間か猿のみ
調べてみると、「笑う」ということかできる動物は、人間か猿だけのようです。
人間はもちろん笑います。たまに、なかなか笑えない人もしますが…。他に笑う動物は思い浮かびますか? いくつかの類人猿が笑うことが確認されているそうですが、特に笑う動物として有名なのがチンパンジーで、とても人間と近い関係にあるんです。
人間は進化の過程でテナガザルと分岐し、オランウータンと分岐し、ゴリラと分岐し、最後にチンパンジーと分岐しました。 だから人間とチンパンジーは共通の祖先が比較的新しいのです。最初の人類「アウストラロピテクス」の名は聞き覚えがあると思いますが、実はチンパンジー亜属に分類される動物で、直立している以外はチンパンジーとほとんど変わりありません。
そんな種として近い両者の共通の祖先が笑う習性を持ち、そのためチンパンジーが特によく笑うと考えられています。 また人間やチンパンジーほどではありませんが、類人猿の一部にも笑う習性の片鱗が確認されていますが、この習性、実は類人猿以外の動物には全く見られません。
でも、今も目の前で笑ってるワンコがいるんですけど…。
※写真はイメージです。
たとえば、我が家のワンコも私が「散歩行くよ!」と散歩に誘えばうれしそうにして笑っています。また、私が家に帰れば満面の笑みをして、しっぽがちぎれるんじゃないかと思うぐらい振り回して迎えてくれます。
インターネットでも笑顔の犬の写真や動画がよくアップされていますよね。 そんな犬をなぜ「笑わない」と言うのでしょうか?
答えはその笑顔は本来の習性ではないからです。 犬が笑うのは、人間と暮らす中で学習して獲得したものであり、本来持っている習性ではありません。 だから、野生種など人間との付き合いが浅い犬は笑いません。 犬の感情表現は尻尾や体全体の仕草で表します。
※写真はイメージです。
犬は人間と一緒に暮らす中で、人間の表情をいつも観察しています。 どんな事で喜び、怒り、悲しみ、楽しみ、さらにその時々でどんな表情をするか学ぶのです。 そして、犬もまるで人間のように色々な表情を見せるようになるのです。
犬は相手が喜ぶことを学習して実践し、後天的な習性として昇華できるのです。 そう考えると犬のコミュニケーション能力が非常に発達していることを思い知らされますね。
生命の進化はまだまだ続く…。
テレビでも言ってましたが、今すぐには笑わないかもしれませんが、何十年も先には笑うようになるかもしれないそうですよ。