汚れを落とす必殺技!【レストア②】
Y's FactoryのYOSHIです。前回は「サビ」について詳しく説明しましたが、レストアシリーズの第2弾は「汚れを落とす必殺技!」を伝授します。
クルマの汚れは油汚れ!
クルマには多くの油脂類が使用されているので、その油が漏れたりして、そこにホコリや砂、砂利、泥が付着してしまい、固まって取れなくなる油汚れが大半です。
界面活性剤はスゴイ!
先程も書いたように、クルマの汚れは油汚れなんです。ということは、こんなCM覚えていませんか?「油汚れに〜○○○♪」
そうなんです。食器用洗剤の中には界面活性剤が入っていて、その作用が素晴らしいんです。
しかし、食器用洗剤もいろいろな種類があり、どれを使ったらいいか迷ってしまいます。今までほとんどの種類を試してみましたが、結論からいうと、どれもほとんど一緒です。だから、濃縮タイプだとすぐになくなってしまうので、昔ながらのこんなヤツ↓で大丈夫です。質より量です。
はみがきじょうずかな
じゃあ、界面活性剤の入っている食器用洗剤を使用して何で磨くかというと、「磨くと言えば歯!」つまりハブラシを使用して磨きます。ハブラシが一番部品を痛めず、きれいにすることができます。
このハブラシも洗剤と同じで安いヤツで大丈夫です。しかし「かため」を選んで下さい。
あったかいんだからぁ♪
やはり、水よりお湯で磨いた方がきれいになります。ただし、あまり熱いと樹脂部品は変形してしまうので、ぬるま湯ぐらいで大丈夫です。特に冬場は寒いので、作業もはかどります。
時には激しく
しかし、そんな優しくやっているだけでは落ちないガンコな汚れもあります。そんな時はブラシをハブラシからワイヤーブラシに持ち替えて下さい。ただし、ワイヤーブラシにも種類があって、ハブラシと同じナイロンでできたものもあれば、大変硬いワイヤーブラシもあります。オススメは真鍮タイプのワイヤーブラシです。
仕上げはしっかりと
最後は洗剤が付いたままにしておくと、界面活性剤が残ってベタベタするので、しっかりゆすいで下さい。また、クルマの部品は金属で出来たものが多くあります。ゆすいだ後はしっかり乾燥させて下さい。
いろいろ紹介してきましたが、あとは根気です。焦って作業をすると、大切な部品を壊してしまいます。愛情を込めて、優しく、時には激しくきれいにしてあげて下さい。
ただし、メッキや塗料が施してある部品などは剥がれてしまうことがあるので、くれぐれも注意して作業して下さい。