忘れられない光景【松葉杖②】

Y's FactoryのYOSHIです。

先日まで松葉杖の生活をしていて、今は足の筋肉が衰えており違和感があるので、痛み止めの薬を飲みながら歩いています。

今回はいろいろ気づいたことがあるので、振り返ってみることにしました。

エレベーターに乗れない

私は電車通勤をしているんですが、まずは駅のエレベーターについてです。普段、エスカレーターは使用しますが、エレベーターを使用するのは出張で荷物がある時ぐらいです。

当たり前ですが、松葉杖だと階段やエスカレーターは厳しいので、毎日エレベーターを使用していました。そこで感じたのが、どうみても元気そうな人が大勢乗っていて、乗れないことが何度もありました。もちろん、見た目では判断できない障がいをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、降りた後の歩き方を拝見する限りは元気な人っぽいんですよね。年齢、性別でみると圧倒的に若い女性が多かったです。

優先席に座れない

これもエレベーターと一緒なんですが、どう見ても元気そうな人が座っていて、座れないことがあるんですよね。また、4人がけで1席しか空いてなくて、そこへ座ると松葉杖があるんで、すごく迷惑そうにされたことがあります。

電車の入口は滑りやすい

電車は障がいがある方やお年寄り、小さな子供なども乗るので、まさか入口が滑りやすいとは思いませんでしたが、雨で濡れていると案外滑るんです。かなり怖い思いをしたので、雨の日に乗るときは松葉杖を片手に片足で乗るようにしていました。

改札口は面倒くさい

松葉杖で改札口を通過しようとする時に定期券をタッチするのが、以外に難しいんです。後からスゴイ勢いで来るので、押されそうで怖いんですよ。だから、少し改札口を通る人が落ち着いてから、通るようにしていました。また、車椅子などが通れる広い改札は少ないですが、大変助かりました。

トイレのアレが超便利

公共のトイレで男性が小便をする時、一番手前の小便器に手摺がついていますよね。あれっていつもは「ジャマだなぁ」なんて思っていたんですが、あれは神です。あんな便利なものを考えた人は素晴らしい。

ということで、改めて松葉杖生活を振り返ってみると、残念な気持ちになってしまうことばかりでした。

皆さんは身体の不自由な方、お年寄り、小さな子供、妊娠している方、ヘルプマークを付けている人を見かけたら、積極的に譲ってあげて下さいね。

私がエレベーターに乗れなかった時、エレベーターの中にいる人が全員、下を向いて知らないフリをしていたあの光景は忘れられません。