Y's Factory blog

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「黄色い点字ブロックの内側〜」みんなバカなの?

Y's FactoryのYOSHIです。

駅のホームで「黄色い点字ブロックの内側をご通行下さい。」というようなアナウンスをよく耳にしますが、気になることがあるんです。

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みなさんアナウンスが聞こえませんか?

駅に停車中の電車が発車する際にほとんどの人は黄色い点字ブロックの内側を歩くと思うんですが、車掌さんがマイクで「黄色いの点字ブロックの内側をご通行下さい。」とアナウンスをしているのに、黄色い点字ブロックの上や外側を歩いている人がいるんです。

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それによって、電車の発車が遅れているんです。当たり前ですが、各駅で遅れが発生するのでかなりのロスになります。私自身、何度も乗り継ぎの電車に間に合わなかったことがあります。

確かに、駅によってはホームが狭いところもありますが、順序よく並んで進めばいいんです。自分勝手な人がその列を抜かすために、点字ブロックの上や外側を歩いているんですよね。

昔は白線の内側だったような気がします

「危険ですので、白線の内側にお下がり下さい。」と昔は電車の到着時に、駅で耳にしてきた記憶があります。

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しかし、「白い線」や「黄色い線」のように色で伝える案内は視覚障害者に分かりづらいなどとして、鉄道各社で表現の見直しが広がったそうです。

この点字ブロックを使っている人は危なくないの?

このアナウンスを聞くと、1つ疑問に思うことがあるんです。つまり、目の不自由な人が頼りにして歩く線が、立ち止まっては危ない所に引いてあるってことになるんです。

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鉄道各社よると問題ないそうで、「国のガイドラインに沿って整備しているから」というのがその理由だそうです。2007年以降のガイドラインでは点字ブロックをホームの端から80~100cmの位置に敷くよう定めています。また、国土交通省安心生活政策課の担当者は「そこから先に出ると転落の危険性があるということであって、ブロックの上は危険ではありません。」と説明しています。
では、なぜアナウンスは「内側」に下がるよう言うんでしょうか?ある鉄道会社では「視覚障害者が歩行の頼りにするので、電車を待つ方にはさらに内側に下がってもらうよう案内している。」と説明しています。つまり、「目の不自由な人が安全に歩くために道を空けて下さい。」というメッセージでもあるようです。

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そこのあなた!スマホばっかり見てないで、車掌さんのアナウンスをしっかり聞いて、黄色い点字ブロックで内側を歩きましょうね。