電車ファンにはたまらない「黒野駅レールパーク」がステキかも
Y's FactoryのYOSHIです。
岐阜県揖斐郡大野町黒野にある「黒野駅レールパーク」を紹介します。
廃線した名古屋鉄道旧黒野駅
私はあまり電車には興味がないんですが、この場所は廃線になった駅舎やプラットホーム、レール、踏切等が当時の雰囲気を残したままの公園になっています。また、小さな子供が楽しめる遊具も設置してあります。なんだか、昔にタイムスリップしたような感覚になり、電車ファンはもちろん、電車ファンじゃなくても楽しめるステキな公園です。
また、駅舎だった「黒野駅ミュージアム」には、大野町内を名鉄電車が走るジオラマや運行当時の写真や資料などが展示してあるほか、焼きたてパン&一日中モーニングの喫茶店やお弁当などが食べることができる休憩所があります。
赤白電車
本物の電車の展示がないのが、残念なんですが、1926年に美濃電気軌道セミボ510形として製造された5両のうちの1両で、その後形式をモ512形に改め、名鉄美濃町線で活躍していた電車が以前は展示されていたようですが、、現在は模型のみの展示となっています。
この電車は1967年に名鉄揖斐線と岐阜市内線が直通となったのを機に揖斐線に転属し、揖斐・谷汲線として、当時の町民の足として重要な役割を果たしてきました。
2000年に揖斐線での運用終了後は、解体されることなく旧名鉄美濃駅にて展示されておりましたが、揖斐線廃線から10年目を迎える2015年4月から1年間だけ、黒野駅レールパークに展示されていました。
モ512号ってどんな電車?
戸袋窓が楕円形状、いわゆる丸窓であったことから「丸窓電車」の愛称で親しまれていました。
製造年:1926年
全 長:13,308mm
全 幅:2,203mm
全 高:4,006mm
構 造:半鋼製
定員:74人
モ512号の歴史もどうぞ
1926年:美濃電気軌道の車両として製造 この間、美濃町(現在の美濃市)で運行
1967年:揖斐・谷汲線に転属 転属後、スカーレット一色の塗装になる
1988年:鉄道友の会「エバーグリーン賞」受賞 受賞を記念し、転属当時の赤白塗色となる
2001年:谷汲線全線および揖斐線の一部(黒野~本揖斐駅間)廃止
2005年:揖斐線(黒野~忠節)および岐阜市内線全線廃止
2015年:10年目の里帰り 平成28年3月まで黒野駅レールパークにて展示
黒野駅レールパークに行ってみよう!
住所:〒501-0521 岐阜県揖斐郡大野町黒野560番地4
TEL:0585-32-5001
FAX : 0585-35-9689
交通機関:JR岐阜駅前より大野バスセンター行(岐阜バス)終点手前の黒野八幡町バス停にて下車黒野八幡町交差点から南へ徒歩約200m
駐車場:あり
黒野駅ミュージアムもあります
営業時間:9:00~17:00
定休日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末・年始(12/29~1/3)